イーサリアムETFが堅調、13営業日連続で資金流入 ビットコインETFは低調続く

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イーサリアムETFは5億3300万ドルの流入 13日連続の資金流入に ビットコインETFは流出続く

2025-07-23 17:43:34

イーサリアム上場投資信託(ETF)は7月22日時点で13営業日連続の資金流入を記録し、累計流入額は40億ドルを超えた。SoSoValueのデータによると、7月22日には5億3387万ドルの純流入があり、この勢いは依然として続いている。

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以下は、Cointelegraph Japanの記事内容をもとに、推論を交えて分かりやすくまとめた内容です。


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イーサリアムETFに資金が殺到、13日連続流入で勢い加速中

資金流入の勢いが止まらない!

  • イーサリアム(ETH)の現物ETFは、7月22日時点で13営業日連続の資金流入を達成し、累計で40億ドル超の流入額になりました(Cointelegraph)。
  • この日の純流入額は5億3387万ドルで、依然として勢いが衰えていないことがわかります(Cointelegraph)。
  • 特にブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)が約4億2622万ドルもの流入を記録し、イーサリアムETF市場において最大のファンドとしての地位を固めています(Cointelegraph)。
  • フィデリティのFETHも3,500万ドルの流入を記録し、後続のETFとして存在感を示しています(Cointelegraph)。

総流入額と市場への影響

  • 7月始から続く流入によって、累計純流入額は約83億2,000万ドルに到達し、イーサリアムETFにロックされた資産総額は198億5,000万ドルに上っています(Cointelegraph)。
  • ETF市場におけるイーサリアムの存在感は、**イーサリアム時価総額の約4.44%**を占めるに至りました(Cointelegraph)。

ビットコインETFとは対照的な展開

  • 一方、同時期のビットコイン(BTC)ETFでは、6,793万ドルの純流出が発生し、流れは対照的です(Cointelegraph)。
  • そのうちビットワイズ(BITB)が4,227万ドル、ARK(ARKB)が3,318万ドルの流出を記録。グレースケール(GBTC)は唯一、751万ドルの純流入を維持しました(Cointelegraph)。

なぜイーサリアムETFに注目が集まるのか? 推論を交えて解説

  1. 機関投資家の注目がETHに集中
    クロノス・リサーチのシニア投資責任者、ヴィンセント・リウ氏は以下のように示唆しています: “ビットコインのドミナンスの低下と、イーサリアムへの機関投資家の関心の高まりが、現物イーサリアムETFへの流入を後押ししている。流動性が増し、マクロ環境が安定している限り、この需要の傾向は続くだろう”(Cointelegraph)。 投資家の信頼がETHに向かっている背景には、「ステーキング」などイーサリアム固有の収益機会も影響している可能性もあります。
  2. 需給ギャップによる価格上昇圧力
    ビットワイズのCIO、マット・ホーガン氏は次のように推測: “企業が財務資産としてETHを保有する動きが加速すれば、ETPと企業需要を合わせて年間200億ドル(533万ETH相当)に達する可能性がある。しかしそれに対し、新規供給は80万ETH程度に留まる。需給ギャップが開くほど価格はさらに上昇するだろう”(Cointelegraph, Cointelegraph)。 この需給の偏りこそが、中長期的なETH高騰を支える原動力となり得ます。
  3. 市場の“イーサリアム・シフト”の可能性
    ビットコインETFが流出基調であるなか、イーサへの資金集中は、投資家マインドが“イーサ重視”へと移りつつある象徴かもしれません。今後、ETF市場におけるイーサリアムの存在感がさらに拡大しそうです。

まとめ(仮想通貨初心者向け)

ポイント内容
資金流入の勢いイーサリアムETFは13日連続で流入、5億ドル超/日
累計流入額約83億ドル、ETF総資産は約198億ドル
市場シェアイーサリアム全体の時価総額の約4.4%がETFに組み込まれている
主要ETFETHA(ブラックロック)中心にFETH(フィデリティ)も貢献
背景機関投資家の注目、需給ギャップによる価格上昇見通しが推進要因
今後の見通しイーサリアムETFが仮想通貨市場でさらに中心的な存在になる可能性が高い

この流れは、仮想通貨界におけるBTC主導からETH主導への転換点になり得る注目すべき動きです。今後の価格動向やETF商品に注目しつつ、ETHのポテンシャルを理解するきっかけとして参考にしてみてください。

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