XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか

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XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか

延期継続米証券取引委員会(SEC)は20日、XRPとドージコイン(DOGE)に連動する上場投資信託(ETF)の承認判断期限を延期し、パブリックコメントを募集すると発表した。対象となったのは21SharesCoreXRPTrust、GrayscaleXRPTrust、およびGrayscaleDogecoinTrustの3つの申請だ。同時にSECは、BitwiseのイーサリアムETFにステーキング機能を許可するかどうかの判断も先送りにした。過去数カ月間、SECは複数の仮想通貨ETF提案について決定を遅らせ、一…

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XRP・ドージコインETF承認延期:SECの動向と仮想通貨市場への影響

仮想通貨市場において、機関投資家の参入は価格変動の大きな要因となります。中でも、現物型上場投資信託(ETF)の承認は、より多くの投資家が市場にアクセスする道を開くため、常に注目されています。この記事では、米国証券取引委員会(SEC)がXRPと**ドージコイン(DOGE)**に連動するETFの承認を延期したことについて、その背景と市場への影響をまとめて解説します。


SECによる承認判断の延期

米国SECは、「21Shares Core XRP Trust」「Grayscale XRP Trust」「Grayscale ドージコイン Trust」の3つのETF申請について、承認判断の期限を延期することを発表しました。これは、今後の判断材料とするため、一般からの意見を募集する目的で行われるものです。

この動きは、今回に始まったことではありません。記事によると、SECは過去数ヶ月間にわたって、70件以上の仮想通貨ETF申請の決定を遅らせ、市場関係者や専門家からの意見を求めています。これは、SECがETF承認に対して慎重な姿勢を崩していないことを示しています。


アナリストの見解と市場の展望

ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、現物型仮想通貨ETFの審査遅延は想定内だと述べています。同氏の見通しでは、早期承認があったとしても6月下旬か7月上旬、より現実的なのは第4四半期(10〜12月)の早い時期になる可能性が高いとのことです。

SECは、ルールで認められた期限を最大限に利用する傾向があるため、今後も同様の延期が続くことが予想されます。このことは、仮想通貨市場に不確実性をもたらす一方で、長期的な視点で見れば、より健全な市場の構築に向けたSECの取り組みと捉えることもできます。


ソラナ(SOL)ETFにも同様の動き

今回のXRPドージコインETFの延期に先立ち、SECは21Shares Core Solana ETFとBitwise Solana ETFの決定も延期しています。また、Canary Solana TrustとVanEck Solana Trustに関しても、意見募集を開始しています。

この一連の動きから、SECは特定の仮想通貨だけでなく、市場全体の動向を注視しながら、ETFの承認プロセスを進めていることがわかります。

まとめ:SECの判断が握る仮想通貨の未来

SECXRPドージコイン、そしてソラナといった主要な仮想通貨のETF承認を延期したことは、市場に一時的な警戒感をもたらすかもしれません。しかし、これはSECが慎重かつ包括的な審査を行っている証拠でもあります。

今後、SECがどのような最終判断を下すかは、これらの仮想通貨の価格だけでなく、仮想通貨市場全体の信頼性と将来性に大きな影響を与えるでしょう。投資家は、SECの動向を注視しつつ、市場の長期的な成長に目を向ける必要があります。

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